つるふさの法則?ハゲフサ理論?って何?その答えはロシアにあった!

「都市伝説」

日本だけでなく世界でも存在する都市伝説は、古より伝わる人々が魅了されるニュースで、単なる噂程度のものから、世界を動かすような驚きの伝説まで、人々を引きつける都市伝説は様々あります。

そんな都市伝説は「ハゲ」に関しても存在しております。

『ハゲは遺伝する』『ロン毛はハゲる』などは良く聞くハゲの都市伝説となりますが、その中で国家を揺るがすハゲの都市伝説として、

『ツルフサの法則』が存在します。

ロシアの都市伝説として存在するこのツルフサの法則は、200年近く前から存在する都市伝説であり、ソ連→ロシアという大国の存在を現在まで維持するために重要であったとされております。

今回は、そんな「ツルフサの法則」について調べてみました。

ロシア連邦とは

世界一面積が大きい国であるロシア連邦は、世界の陸地の10%以上を占めており、その国土の広さから世界最大のエネルギー資源を有する国となっております。世界で9番目の人口を有しており、世界10位である日本の人口より多くなっております。

現在のロシア連邦は、1992年に結成した独立した国を統合する連邦国であり資本主義国ですが、ロシア革命を経て1922年から1991年まではソビエト連邦としての世界最初で最長期間の社会主義国でした。

ロシア革命によって誕生したソビエト連邦ですが、それまでは皇帝が存在するロシア帝国でした。時代的に常に他国と戦争を行っているロシア帝国でありましたが、約200年続きました。そのロシア帝国の中盤から「ツルフサの法則」は誕生しました。

ツルフサの法則とは?

日本の政府の長には内閣総理大臣が存在するなど、どの国にも国を統治する長が存在しております。それはロシア連邦でも同じで、現在では「ウラジーミル・プーチン」が大統領になっております。

世界で最も影響力のある人物として知られるプーチン大統領ですが、AGAの影響力には勝てず、前頭部から頭頂部にかけて頭はハゲております。一方、現在は2度目の大統領のプーチンですが、1度目の間に第三代大統領として「メドヴェージェフ」がおります。メドヴェージェフは一度目のプーチン大統領の命を受け大統領となりその後満期となったことでプーチンと入れ替わるように首相となりました。

このメドヴェージェフ元大統領ですが、プーチン現大統領の影響力の大きさから、メディアでは影に隠れるような存在ですが、髪の毛も同様で薄毛は見られず、頭皮は常に髪の毛に隠れております。

プーチン→メドヴェージェフ→プーチンと近年の3代を見るとハゲ(ツル)→フサ→ハゲ(ツル)とハゲとフサが交互に国のトップになっております。実はこれが『ツルフサの法則』となるのです。

「えっ!!」

たったこれだけと思われる方も多いと思います。確かにこれだけ見ると、二人が交互に国のトップになっただけじゃん!と思いますが、もしこのツルフサが200年続いていたらどう思いますか?単なる偶然で済まされるでしょうか?

実はロシア帝国から続くロシアのトップは約200年間このツルフサが交互に継承されているのです。現在のプーチン大統領まで19人が入れ替わりでツルフサとなっており、国を支えておりました。このツルフサがあったからこそロシアが現在まで大国として存在しているのかも知れません。もしかして、髪の毛の量は政治や経済に影響を与えているのかもしれません。

歴代のツルフサのトップたち

では、ここでツルフサのトップを見ていきましょう。

このように歴代のロシアのトップは交互にツルフサと繰り返しております。実情、スターリンからはフルシチョフへ移行していくのですが、マレンコフが8日間第一書記に就任しており、マレンコフの影の指導者であったベリヤも追記しております。

また、ソビエト連邦時代にはもう2つ法則が絡んでいると言われております。残りの2つの法則としては、

1.「ツル」は改革派であり「フサ」は保守派である

2.「ツル」はトップの座を失脚しており、「フサ」は死ぬまで権力を持つ

があります。

この残りの二つの法則を見てみると、

1.の法則では、レーニンは革命家、フルシチョフ、アンドロポフ、ゴルバチョフは改革派でありみな「ツル」となります。逆に「フサ」であるスターリン、ブレジネフ、チェルネンコは保守派です。

2.の法則では、レーニンはスターリンに権力を奪われ、スターリンは死ぬまで維持しました。フルシチョフはクーデターにより失脚し、ゴルバチョフはソ連崩壊により失脚しました。唯一ツルで死ぬまで権力を持ったのはアンドロポフですが、元々糖尿病がひどく、就任早々から病床から政治を行う状態でした。一方フサ側のスターリン、ブレジネフ、チェルネンコのいずれも死ぬまで権力を維持しております。

いつから広まった?ツルフサの法則

このようにツルフサの法則はロシアという大国を揺るがす影響を与えていた法則だといえます。

このツルフサの法則は、ソビエト連の最高指導者として君臨したブレジネフの時代に広まったと言われております。日本でもブレジネフ時代に知れ渡るようになり、次期最高指導者の当てるための題材として使用され、ロシアでは現在でも風刺として広まっております。

漫画家の片山まさゆきは「ウォッカ・タイム」というソビエト連邦時代の政治をパロディ化、風刺化した漫画を描いており「ハゲフサ理論」として取り上げました。また、主人公を実在するチェルネンコとしており、作中で次の候補はゴルバチョフと指摘したところ、実際にその後チェルネンコが死去しゴルバチョフが書記長として交代したため、本当に書記長就任を当ててしまったことがあります。

メインはソビエト時代からの最高指導者としてがツルフサの法則として取り上げられましたが、その後法則は発展され、ロシア帝国のニコライ1世まで遡ることとなりました。

現在は大統領として最高指導者の地位にいるプーチン大統領ですが、任期満了は2018年となりますので、もうすぐ次期大統領選が賑やかになることでしょう。

プーチン大統領が出馬し再選した場合はこのツルフサの法則は崩れることとなりますが、再選しなかった場合は当選した大統領次第ではまだ法則が継続する可能性があります。

新たな人物が当選した場合、世界一の影響力がある人物から変わる大統領として注目を浴びることとなるでしょうが、ツルフサの法則が継続するかという点でも目が離せない人物になることでしょう。

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