ハゲの定義が知りたい!ハゲのボーダーラインって一体どこからなの?

男としては、自分がハゲであるとなかなか認めたくないもの。

周囲から「怪しい」と疑われても、最高のパフォーマンスを持ってスタイルを決めてしまえば、瞬く間に疑惑が晴れる技術を得ていると思っているみなさんも多いと思います。

「ここをこうすれば隠れる。うむ、ハゲていない」

しかし、その理屈、周囲にはばれているかもしれませんよ

そこで今回は、どこからがハゲでどこからがハゲでないのか、ハゲの定義について調べてみました。

ハゲのボーダーラインなどもアンケートを行い確認もしてみました。

ハゲの定義はあるのか?

そもそも定義とは、矛盾が生まれないようにするために共通認識で共有できるために決められた明確な線引き、いわゆるボーダーラインのようなものです。つまり、ハゲと呼ばれるには何かしらの共通認識のものがあるということになります。

しかし、そのボーダーラインも法律的解釈がないものであったり、自身に関係しない事項の場合はそのボーダーラインもあいまいになったりしてしまいます。

また、法律的解釈がなく、自身に関係している事項の場合は、マイナスなイメージを持つ群に入らないように勝手にボーダーラインを作成してしまうこともあります。まさしくハゲの定義もそのひとつとなるでしょう。

ハゲと言われるAGAの定義

AGAとは男性型脱毛症のことで、男性の90%はこのAGAが原因でのハゲと言われております。AGAは男性ホルモンが影響して発症するハゲですが、定義があります。

「思春期以降に髪の毛が薄くなった」

「前頭部若しくは頭頂部の髪の毛が薄くなった」

「細い髪の毛が増加し始めている」

「薄毛が進行している」

などがAGAの定義、症状と言われております。

しかし、このAGAの定義ではハゲかハゲじゃないかのボーダーラインを決めることには難しいです。そこで、AGAの症状を分類する上では、ハミルトンノーウッド式や高島分類などがあります。どちらも進行度合いによってAGAを7種類9つに分類したものとなっており、高島分類はハミルトンノーウッド式を日本人向けに改良されたものとなっております。

その中の定義として、頭頂線(耳の一番高いところから垂直に伸ばした線)と生え際のラインとの距離が2cm以下になった場合とがあります。頭頂部から薄くなるハゲの場合はなんとなくボーダーラインは分かる気がしますが、生え際からの場合は額が広いと言われればハゲではなくなってしまいますし、前髪で隠された場合も気づきにくいです。

そのため、この2cmはAGAの定義としてはとてもわかりやすいボーダーラインではないでしょうか。昔から言われていた額のシワの入り具合や指の数ではないようですね。

Q.どこからがハゲ?あなたが思うハゲのボーダーラインを教えてください。

さて、ここで、200人以上の方に協力してもらい、ハゲのボーダーラインについてアンケートを取ってみました。(ご協力ありがとうございます)

5位・ハゲボーダーライン「髪の毛が薄いと思ったら」・7票

第5位に挙がったハゲのボーダーラインとは「髪の毛が薄いと思ったら」でした。

自己の判断でボーダーラインを決めるという、とても曖昧な表現となりますが、そもそものハゲの定義が世間的に認知されておらず定まっていないことが一番の要因となっているのではないでしょうか。

この結果は、1位の結果とよく似た意味合いを持っている結果だと言えるでしょう。

4位・ハゲボーダーライン「髪の毛がない」・9票

4位の「髪の毛がない」はハゲのボーダーラインというか、まさしくハゲということとなりますね。つまり、髪の毛が残っている=ハゲではないともいえます。

この結果はハゲのボーダーラインとして一番わかりやすい結果ではないでしょうか?髪の毛の量は人によって異なりますし、量の見え方も人によって違います。

そのため、「ある・なし」で決定することは不公平感がなくとても意味があるボーダーラインだと思います。

 

3位・ハゲボーダーライン「つむじや頭頂部が気になる」・56票

3位からは得票数もグンと上がって56票となり、「つむじや頭頂部が気になる」がランクインされました。

つむじや頭頂部が気になるということはAGAでいうO型の症状に該当することになります。

日本人のAGAの症状の中では欧米のAGAの症状よりもこのO型の発症が多いとされております。ハミルトンノーウッド式を改良した高島分類もこのO型の症状を増やしたものとなっております。

2位・ハゲボーダーライン「おでこが広い・前髪から髪がなくなってきている」・62票

3位と得票率はほぼ変わらなかった2位には「おでこが広い・前髪がなくなってきている」がランクインされました。こちらもAGAの定義に当てはまるボーダーラインになるのではないでしょうか?

先に述べたAGAですが、基本的なパターンとしてM型とO型に分かれます。M型は生え際から、O型は頭頂部からということになるのですが、2位はまさしくM型の症状ですので2位・3位のボーダーラインがそのままAGAの症状に当てはまる結果といえます。

1位・ハゲボーダーライン「地肌が不自然に見えてしまう」・92票

1位となったのが、「地肌が不自然に見える」となり、約40%という高い得票率を集めダントツとなりました。正直いってこの結果は「ハゲには厳しい結果」といえるのではないでしょうか。

不自然という言葉はとても曖昧であり、人によって感じ方が異なります。それは今回のアンケートの結果でもわかるように、ハゲというボーダーラインがはっきりと世間に認知されていないことが、結果としてその人の感性に頼ることになってしまったのではないでしょうか。

つまり、人によってはあなたがハゲと思っていても友人はハゲと思っていない可能性もあり、またハゲと思われている本人の意思関係なくハゲと決めつけられてしまうこともあるのです。

この不自然さは、ハゲと思われている人との繋がりも関係してくるでしょう。長年連れ添ってきた関係性が濃い人であった場合、ハゲという見た目からの観点からその人を見ることは少ないため、ハゲと断定する意思決定の優先順位が下がることで地肌の不自然さに気づかない(気づいていても気にしない)こともあるでしょう。

それと比較して、たまたますれ違った人や初対面の人など関係性が薄い人の場合、まずは外見からその人を判断しようとすることで外見上の特徴を探そうとします。もし、地肌が少しでも見えてしまっていたらきっとその人はハゲという印象を持たれることになるでしょう。また、ネタとして勝手に評価もされてしまうことでしょう。

これはメディアに出ている有名人でもいえることだと思います。髪型を変えたら「ハゲ」、化粧を変えたら「整形」と必ずネタにされることはとても多いのではないでしょうか。これは、その人との関係性の薄さと相手が自分よりも優れていることへのバッシング的要素が関わっているのではないでしょうか。

 

薄毛もハゲもみな一緒

今回のアンケートの結果をみて、ハゲのボーダーラインは人それぞれの解釈によって異なり、定義があいまいなものだと感じました。もちろん薄毛が進行してしまえば誰からもハゲと認定されてしまいます。しかし、少しでも地肌が不自然に見えてしまうと、自分と関係性の遠い人や自分に対し劣等感を感じている人ほど、あなたのことをハゲと認定する可能性が高くなるようです。

「疑わしきは罰せず」

できれば、本人がハゲと断定するかや、確実にハゲの症状を確認するまでは、長い目で見て薄毛やハゲと断定しないような気持ちで見守っていただければと思います。不自然に見える地肌もその人との関係性が深くなることで自然なものと感じ、ハゲとは思わなくなるかもしれませんよ。

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